PLEA'97釧路国際会議

北海道釧路で開催された第14回PLEA国際会議。このインフォメーションセンターにOMソーラーが取り入れられ、外はマイナス6℃の環境にも関わらず、太陽の力だけで17℃の室温を実現しました。

厳寒地・北海道釧路での実験

厳寒地・北海道釧路での実験

1997年1月8日から3日間、日本で2回目の開催となるPLEA国際会議が開かれました((社)日本建築学会・PLEA1997日本委員会主催)。

【写真】プレアセンター北側外観
OMソーラーシステムが取り入れられ、そこでは、外は-6℃、太陽の力だけで+17℃の室温を実現した。

PLEA

Passive and Low Energy Architectureの略

「持続可能な社会に向けて―北の風土と建築-自然に親しむすまい・くらし・まち」をテーマに、厳寒期、厳寒の地で開かれたこの会議には、世界33カ国から1174人が集まり、熱気あふれる3日間となりました。

※OMソーラー協会では、このPLEAの主旨に賛同し、1989年のPLEA'89奈良国際会議に引き続き、この会議の事務局を担当しました。

厳寒地・北海道釧路での実験

釧路市は、北海道東部に位置し、1月の平均気温はマイナス6℃。夏でも17℃前後にしか達しないという厳寒の地です。PLEA'97釧路国際会議・インフォメーションセンターは、センターとしての本来の機能を果たしつつ、釧路のような気候条件下において太陽エネルギー利用がどこまで有効であるかを探る実験棟として建てられました。

会議2日目、午前7時から翌日午前6時までの外気温は一日中0℃を割り、平均マイナス4.2℃。室内は、OMソーラーの働きにより、室温は最高26℃、最低15.9度を記録しました。

PLEA’97釧路国際会議から学ぶ

PLEA’97釧路国際会議から学ぶ

この会議には、海外からも多くの参加者がありました。海外の参加者から異口同音に語られたのは、マイナス気温の環境下にあって、これほど日照のいい土地はないのでは、ということでした。

北欧にしても、カナダにしても、冬の日照はほとんど期待できません。しかし、太平洋側に面している釧路は、冬は太陽王国です。そして、この条件を活かし、太陽や風という自然エネルギー活用の可能性の実際を伝えたこのインフォメーションセンターには、多くの方々から称賛の声が上がりました。雪の多い日本海側を見ても、北欧やカナダに比べれば、日本ははるかに恵まれています。今回の会議を通じ、私たちは、まずこの恵まれた環境をもっともっと活かすべきだと、改めて教えられました。

なお、PLEAインフォメーションセンターは会議終了後、市民の皆さんに無料開放され、いろいろなイベント会場等に利用されました。その後解体されましたが、可能な範囲での再資源化が図られました。