よくある質問

OMソーラーに関して、よくある質問をまとめました。

特にお寄せいただく質問
OMソーラーシステム/住宅について
施設建築について
OMソーラーの組織について
OMソーラーを建てるには
その他

特にお寄せいただく質問

  • OMソーラーって太陽光発電とは違うんですか?

    よく間違われますが、OMソーラーは、太陽光発電システムとは異なるものです(屋根に取り付ける温水器でもありません)。

    太陽光発電システムが、太陽の光を一旦電気に変換(発電)してから暖房や給湯その他の目的に使うのに対し、OMソーラーは太陽の熱で空気を温め、熱くなった空気をそのまま(変換せずに)ファンで床下へ送って室内を温めたり、お湯を採ったりします。

    太陽光発電
    太陽の光から「電気」エネルギーをつくる
    (→その上で電気製品を使い、暖房やその他の目的に使う)
    OMソーラー
    太陽の熱をそのまま「暖房」「給湯」という「熱」エネルギーとして使う

    この善し悪しは一概には比べられませんが、光を電気に変換し、暖房器具を使って太陽エネルギーを利用する太陽光発電に比べ、熱をそのまま利用するOMソーラーは、とても“単純なしくみ”と言えます。また、太陽光発電は、電気を作り出す「設備」であるのに対し、OMソーラーは「建築的な方法や工夫」が不可欠な「家づくり」そのものでもあります。

    ⇒しくみ

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  • OMソーラーを導入することのメリットを教えてください。

    OMソーラーの大きなメリットは、換気しながら、床下から建物全体を温めることができる点です。過激な暖房ではありません。晴れていれば冬でも床が冷たくなく、家全体が寒くないという、ゆるやかな温熱環境をつくります。

    頭寒足熱
    足もとがスースーしない。床と天井付近との温度差が少なく頭がボーっとしない。
    全館暖房
    居間も脱衣所も家全体がふんわり暖かい。高齢者の方にもやさしい、熱のバリアフリーを実現。
    間接暖房
    エアコンやストーブ等の直接暖房とちがい、暖房器具のそばにいる人だけが熱くなることはない。
    輻射暖房
    家の中に寒い暑いのムラがなく足もとが暖かいから、18℃程度の室温でも暖かく感じられる。
    換気暖房
    外気を暖めてから採り込むので、換気による熱の逃げが少ない。建物全体に新鮮な空気がゆっくりまわるので、よどまない。
    終日暖房
    一日中ある程度の暖かさを保つ。例えば冬の朝、台所に立っても床が冷たくない。

    これら、OMソーラーが生み出す温熱環境は、よく「日溜まりの暖かさ」と表現されています。 また、夏は、お湯採りと排気を行います。地域によって差はありますが、春から秋にかけて、300リットルの温水貯蔵タンクに、30~50℃のお湯を得ることができます。家庭用エネルギーの約3割をしめるといわれる給湯を、太陽熱でまかなえることは、家計にとっても環境にとってもうれしいことです。

    また、OMならではのメリットとして、自然に親しみ働きかける楽しさや、自分で工夫する面白さ、環境に対する負担を減らせることやそれによる満足感が得られることなどがあげられます。

    ⇒効果

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  • OMソーラー(株)と会員工務店と住まい手の関係は。

    OMソーラー(株)は、会員工務店に対して、技術をはじめ各種情報の提供、OMソーラーやフォルクス住宅の部材の供給を行っています。

    一方、住まい手の方に対しては、パンフレットやWebを通じて、OMソーラーに関する情報や会員工務店に関する情報をお届けしています。また、ひまわり会では、実際にOMソーラーの家で暮らしている人や、建築を検討中の人たちとの情報交流をはかっています。こうした情報も参考にしていただきながら、住まい手自身で、ご自身の家づくりに合った工務店を選んでいただきます。

    ⇒工務店・見学会情報

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  • OMソーラーの家を建てるにはどうしたらいいですか。

    まずはお近くのOM会員工務店にご相談される事をお勧めします。

    OMソーラーのしくみはシンプルですが、設計も工事も複雑で厄介な面があります。OMソーラーは、基礎工事に始まり完成に至るまで、普通の工事と異なる点が多くあります。従ってそれを正しく理解した工務店が施工しない場合、良い結果はあまり期待できません。OMソーラーに取り組む工務店は、様々な講習会を受講し、またOMソーラー(株)の現場指導を受け、専任の技術担当者を置いて、日々OMソーラーの技術習得に努めています。 さらに工事は、専用の工具やチェックのための機器を必要としており、これらを揃えていることも条件のひとつです。

    もしも、あなたの地域にOM工務店がない場合は、技術に熱心な工務店をご紹介ください。その工務店に取り組んでいただけるよう、OMソーラー(株)からも働きかけます。 

    ⇒OMの家をつくるには?

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  • OMソーラーの本体や施工に関する標準予算を教えてください。

    OMソーラーにかかる費用は、材料のみをOMソーラーの費用としてカウントする場合と、工事費も含めてカウントする方法があり、これは施工する工務店によって異なります。さらに、工事費も含めてカウントする場合は各社によって多少差があります。これは、

    • OMソーラーのシステムが、屋根の板金が集熱装置を兼ねていたり、床下の土間コンクリートが蓄熱装置を兼ねているため、どこまでを工事としてカウントするかが異なること
    • OMソーラーに関する電気、配管工事を全体の工事費に含むのか、別途にカウントするのか異なること
    • 地域によって人件費が異なること
    • 建物の大きさや形状によって機器の選定や部材の数量も異なること

    といったことが理由です。

    また、OMソーラーの効果を期待して大空間や吹き抜けのあるプランにすることも多いことを考えると、単純に「OMソーラーだったらいくら、OMソーラーがなかったらいくら」といった比較も難しいと思います。

    これらのことから厳密な数字を示すことはできませんが、平均的な金額は工事費も合わせて200~300万円とお考えください。そして具体的に見積もりをしてもらうときは、その金額がどこまで含まれている金額なのかをご確認ください。

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  • OMソーラーシステムのランニングコストはいくらかかりますか。

    現在供給中の、自立運転型ハンドリングとDC貯湯槽においては、ファンの電気代を太陽電池による発電で賄いますので、太陽が出ていればランニングコストはかかりません。
    自立運転型以外のタイプは、商用電力を使いますので、電気代がかかります。電気代は規格によって異なりますが、仮によく使われる 100Wタイプとすれば100W×8時間(1日の稼動時間)×30日で月の消費電力が分かります。電気代の計算方法は電力会社や電力会社との契約内容によって異なりますので、これを現在契約されている電力会社との計算方法に当てはめていただければ金額がお分かりになると思います。

    (例)1日8時間の運転/電気代:25円/kw の場合
    1日当たりのハンドリングボックス(ファンの稼動)のランニングコストは20円です。
    1日当たりの貯湯槽(ポンプの稼動)のランニングコストは20円です。
    ≪40円×30日=1200円/1ヶ月≫

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  • OMソーラーの家に太陽電池は付けられますか?

    付けられます。OMソーラー(株)では、太陽熱利用のOMソーラーシステムとの併用を前提に開発された太陽光発電とのハイブリッドシステム、「OMクワトロソーラー」を提供しています。また、三菱重工製の太陽電池パネルを使用する「エコスカイルーフ」も、OMソーラーとのハイブリッドシステムです。

    通常のOMソーラーは屋根面の下の空気層の熱を回収していますが、「OMクワトロソーラー」「エコスカイルーフ」のハイブリッドシステムでは、屋根面の上に太陽電池パネルを設置して、屋根面と太陽電池の間に空気層をつくり、そこに流れる空気で太陽電池側から熱を回収し、電気と温風を同時に作り出します。実証実験では、太陽電池部分の集熱性能は、通常のOMソーラーの予備集熱金属屋根(ガラスがない部分の集熱)とほぼ同等であることが証明されています。

    一般的に太陽光パネルは発電時に太陽電池裏側で温度上昇が起こり、発電効率に影響を与えると言われますが、ハイブリッドシステムでは太陽光パネルの発電時の熱も「太陽熱利用の一部」として居住空間の暖房や給湯に利用しますので、太陽電池裏側の温度上昇を抑えることで発電効率が上がり、太陽エネルギー利用効率の向上にも貢献します。

    ⇒OMクワトロソーラー
    ⇒エコスカイルーフ

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  • OMクワトロソーラー、エコスカイルーフ以外の太陽電池でも、OMの家に付けられますか?

    可能です。OMソーラーの集熱部は、ガラスの付いている部分とガラスの付いていない屋根の部分の2つから構成されていますので、その際はガラスが付いている部分以外の屋根面に太陽光発電パネルを設置していただきます。

    ただ、OMソーラーの屋根の上に太陽光発電パネルを設置する場合、太陽光発電パネルが屋根にあたる日射を遮り影となるため、OMソーラーの性能が低下することになります。そこで、OMソーラーと太陽光発電を組み合わせる場合は、OMソーラーの集熱屋根と太陽光発電の屋根を別々の場所に設置することが一般的です。OMソーラーの住まい手の中には、集熱面の屋根ではなく、カ-ポートや1階下屋部分の屋根などのスペースを利用して太陽電池を設置されている方もいらっしゃいます(北側面に太陽光発電を設置する場合はOMソーラーの集熱には影響はありませんが、北側屋根への設置では、発電量が南面と比較し少なくなる問題もありますので、その点については太陽電池メーカーや施工店にご確認下さい)。

    なお、ガラスの付いていない屋根の部分に設置する場合等でも、あらかじめシミュレーションにて必要な集熱量を確認して、集熱面と太陽電池のバランスを見極めたうえでプランを作成することが可能です。詳細につきましては、OM会員工務店へご相談ください。

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  • OM貯湯槽とエコキュートなどの電気温水器との組み合わせは?

    OMソーラー(株)では、OMソーラーシステムに対応したヒートポンプ給湯システムとして、2009年12月より「太陽熱利用ヒートポンプ給湯システム」(長府製作所製)を、2010年7月より「エコキュート・ソーラーヒート」を取り扱いしています(矢崎総業製)。取り扱い以前はガス、または灯油によるボイラーとの組み合わせを推奨してきましたが、これにより従来の電気式給湯器には出来なかった、電力との新しい組み合わせが実現し、オール電化の家でもお湯採りを採用いただけることになりました。日中は太陽熱を利用するOMソーラー、夜は深夜電力を利用するヒートポンプの組み合わせで、給湯コストを大きく削減します(温度としては、ヒートポンプとボイラーの製品能力の違いから、ガスや灯油より少し低め)。なお、上記製品以外の電気式給湯器機とOMソーラーを組み合わせる場合は、これまでと同じく、ソーラーと接続した場合の安全性が維持されないため、OM貯湯槽と電気式給湯器を並列に設置し、それぞれコントロールすることになります。

    詳細につきましては、施工工務店にお問い合わせください。

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  • 軒先の空気取り入れ口から、空気と一緒にほこりや花粉が入ってきませんか。

    重量が比較的大きい花粉や大きめの粉塵は、OM空気がゆったりと流れる通気層(秒速数cm~数10cm、タバコの煙程度)では、埃や花粉を積極的に吸い込むほどの強い吸引力はなく、入っても途中で止まって、室内までは入って来ないようです。けれども、フィルターでも除去できないような細かい交通粉塵は、数時間も沈殿しないため、通気層からも進入します。

    粉塵や排ガスの対策
    集熱空気として多少は取り込まれてしまいますので、空気取り込口を設ける場所を工夫することで、極力少ない量で済むよう検討されることをお勧めします。
    フィルターの利用
    フィルターは、エアコン等と同様に、確実なメンテナンスがないと雑菌等の温床(おんしょう)になりやすくなりますので、取り扱いにはご注意ください。
    虫などの進入
    集熱温度(60~80℃)に耐え切れず好んで生息しないと思われます。
    カビの進入
    浮遊しているカビの胞子を取り込む可能性が絶対にないとは考えられませんが、現実的には、取り込まないことよりも、室内で繁殖させない配慮(換気や除湿など)をする方が、適切な対策と考えられます。その点でOMソーラーには湿度低下と換気の働きがあり、有効です。

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  • OMソーラーの家でもシロアリ対策は必要ですか?

    必要です。OMソーラーの家の床下空間は、高温の乾燥した空気が送り込まれるため、基本的にはシロアリの繁殖や生存がしにくい環境ではありますが、外壁からの雨の浸入、エアコンのドレーン配管、配管貫通部の結露、一般的な雨漏りなどによって、生息できる条件(食料・水分・温度)が整った場合、あるいは、床下空間にわずかな隙間(コンクリートのクラック等)が生じた場合、建物に進入してくる可能性があるためです。

    シロアリ対策そのものはOMソーラーの家なので薬剤は絶対使わないこと。その他は一般の住宅と変わりません。予防策と日頃からのチェックが重要です。

    これらのことを踏まえ、OMソーラー(株)では、OMソーラーの家における以下のようなシロアリ対策を会員工務店へ勧めています。

    具体的な対策

    一般的な住宅では床下や地盤面から約1メートルの範囲で木材に薬剤を散布しますが、OMソーラーの家では、空気の通り道となる床下を室内空間の一部と考えますので、床下空間などに薬剤散布をすることは絶対に避けなくてはなりません。住む人の健康や環境に配慮し、薬剤に頼らないシロアリ対策を行います。

    OMソーラーの家における対策としては、シロアリが物理的に進入しにくいように、基礎の立ち上がり部分と蓄熱コンクリートが一体となるような施工が効果的です。木部には防蟻性の高い樹種を使用することで、従来の薬剤の土壌処理に頼らないシロアリ対策をとります。また、あわせて下記のような対策を行うと効果的です。

    • 基礎構造は、なるべく空気がまんべんなく動くように考慮する。(構造は住宅の構造を優先)
    • 床下の空間は人が入れる高さを確保し(27cm以上~40cm位。35cm以上を推奨)、年に一度は点検管理をする。
    • 地中に残材などを残さないようにする。また、家の周辺に木材などを寄せて置いたりしないようにする。

    万一、現在の家屋にシロアリ被害が出ていたり、シロアリが多く生息する地域では、さらに下記のような対策を勧めています。

    • 家の周りにシロアリの餌を入れたカプセルを埋め込み、定期的に点検しシロアリが確認された場合のみ薬剤に交換することで巣を根絶させるベイト工法。(商品名:セントリコンシステムなど)

    • 木炭を原料とした塗料の施工(商品名:ヘルスコ・キュアーなど)

    • 月桃やヒバ油などの防蟻効果の高い天然素材の塗布(商品名:アルピニアMCなど)

    防蟻対策にはそれぞれ長所・短所がありますので、詳しくはメーカーや販売店にご相談ください。いずれにしても、人体や環境への影響が少ない方法を検討することが肝心です。

    OMソーラーの家でシロアリが発生してしまった場合の対処は?

    シロアリの発見は、5月の連休辺りから発生するシロアリの羽蟻から分かることが多いです。

    対処方法としては、まず、その羽蟻が家の内部から発生したものなのか、外から入ってきたのかを確認します。家の中から発生しているようであれば、室内や床下を点検してシロアリの羽蟻の発生場所を確認しなくてはなりません。シロアリの羽蟻の発生箇所の多くは床下です。シロアリの羽蟻が出てきている場所には羽などが散乱しています。床下空間が狭い場合は、床吹き出し口あるいは点検口などから、ビデオカメラやデジタルカメラなどを利用して確認してください。

    実際にシロアリや羽蟻等が確認されたら、早めの対処を行う必要があります。この場合の対処方法については、前述したベイト工法などから選択していただくことをおすすめしております。

    ⇒シロアリについて

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OMソーラーシステム/住宅について

  • OMソーラーは全国どこでもその効果を得られますか。

    OMソーラーは日照があることを基本にしていますので、有利な地域とそうでない地域があるのは事実です。日本海側の多雪地帯についていえば、12月~2月の日照は少なく、その間OMソーラーの機能が充分に発揮されるとは言いがたいことも確かです。

    しかし、日本海側の地域は3月からどんどん日照が良くなり、4月にはほとんどの地域が太平洋岸の地域と逆転します。一般的に冬に日照の少ない地域では、暖房を必要とする寒い時期も長いため、OMソーラーの床暖房をそれだけの期間利用することができます。また、OMソーラーは床暖房だけでなく、給湯、換気、夏の防暑・採涼効果も得られますので、一年を通して見れば、全国どこの地域でも効果があるといえるでしょう。

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  • OMシミュレーションとはなんですか。

    建物は、建築される地域や規模、目的もさまざまですので、当然その建物に与えられるべき温熱環境も違ってきます。自然のチカラを活用して、より快適な室内環境の建物をつくるには、設計段階からの十分な検討が必要です。したがって、パッシブ手法を基本とする設計では、OMソーラーのシステムと建物の性能を一体のものとして考え、同時に進行していくことが求められます。それを検討するための道具が、OM独自の「OMシミュレーション」です。

    全国約20kmごとに842地点あるアメダスデータから各地の気象を読み取り、外環境を生かした設計プランを検討した後、工・構法、大きさや材料構成、機器の種類などのデータを入力し、どのくらいの温熱環境になるかをシミュレーションします。その上で、住まい手のライフスタイルに合った結果が得られるまで手直しを行いながら設計の検討を深めていきます。また、シミュレーションでは、省エネルギー率やCO2の削減量なども同時に予測することができます。

    ⇒OMシミュレーション

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  • OMソーラーの省エネ効果を具体的に教えてください。

    OMソーラーの家を設計する際には、シミュレーションによって、得られるエネルギー量や室内の温熱環境等を予想しながら、家族の生活スタイル、希望するプラン、建築予算を考慮して設計を進めていきます。従って、省エネ率も住宅ごとに異なります。

    ⇒効果

    また、省エネ率だけではなく、OMソーラーには、床暖房の快適さ、全館暖房による快適さ、換気効果による快適さがあります。

    例えば、全室にエアコンを付けた場合、設置費用だけで考えればそちらの方が安い場合もあります。しかし、実際に生活をする上で、誰もいない部屋のエアコンのスイッチはつけておかないでしょうし、廊下や脱衣所まで暖房機器を設置することは少ないと思います。「全館暖房により家中どこも寒くなくてほっとした」という感覚は、なかなか数字には表しにくいものがあります。さらに夏場、暑さにうんざりするような日でも、「OMでたっぷりお湯が採れている」ということで、光熱費以上に精神的な満足感を得ているという住まい手の声もよく聞かれます。

    これらを全て総括したものがOMソーラーの効果ですので、実際にOMソーラーの建物をご覧いただいたり、お住まいになっている方のご意見を参考にしていただきながら、その効果をお確かめください。

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  • OMの床暖房以外にも暖房が必要ですか。

    OMソーラーは雨、曇りの時など集熱できない場合には、効果を得る事はできませんし、集熱している場合でも太陽の力だけで設定温度に達しない場合もあります。そういった場合にも一定の室温を得るためには補助暖房が必要です。

    OMソーラーの補助暖房は、何がなんでもソーラーだけで補うのではなく、足りない部分は他のエネルギーで補えば良いと考えています。また、住まい手の住む気候や、好む温熱環境、ライフスタイルなども考慮することが大切です。

    補助暖房にはストーブなどのような一般暖房設備を補助暖房として使う補助暖房方式と、OMソーラー(株)が提供する、OMソーラーの動きと連動する方式と、二つの方法があります。そのランニングコストは、地域、暖房範囲、設定室温、家の断熱・気密の性能などの条件によっても大きく変わってきますので一概には言えませんが、住まい方によって暖房の方式や機種を検討したうえで、事前に建物の性能予測をし、シミュレーションで目安を算出することができます。

    補助暖房方式 特徴
    室内直接暖房

    ストーブエアコンなど
    一般的な暖房機を使用して直接室内を暖める

    • 直接室内を暖めるので暖まるまでの時間が早い。
    • ある部屋だけ、ある時間だけなど、個別に暖房したい場合に向く。
    OMソーラーの動きと連動する空気式床暖房

    室内と床下空間を暖める

    加温ボックス(加温パイプ/コイル併用)
    床下空間にコイルを設置して暖房ボイラーで作られた温水を循環させ暖房する

    • 室内と床下の両方の特徴を兼ね備えている。
    • 集熱運転の時と同じように全館暖房も可能。
    • 集熱運転の時と同じような空気流れになるので、均一な温度が得られやすい。

    ※OMソーラーの補助暖房は室内全体を均一に温めることができる一方で、OM対象空間の広さや使い方によっては暖房エネルギーを多く必要とする一面もあります。OM補助暖房の上手な使い方としては、早朝や夕方だけ運転させ、日中や、夜寝るまでの時間は直接暖房を用いる方法があります。これにより比較的少ないエネルギーで蓄熱コンクリートが冷えるのを防ぎ、室温を底上げすることができます。OM対象空間の広さについては、一概には言えませんが、たとえばOM対象空間が比較的小さい場合はOM補助暖房に向いていると言えるでしょう。OM対象空間が大きいけれど家族が一箇所に集まって過ごすことが多いような場合は、直接暖房を用いた方が合理的だという考え方もあります。
    補助暖房選択の際は、それぞれの特徴と、好みやご家族のライフスタイルなどを踏まえて工務店とご相談ください。

    ⇒ステップ7.補助暖房システム

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  • 屋根集熱面は真南から何度までずれても大丈夫ですか。

    集熱面は真南に向いている方が理想的ですが、敷地の条件やまわりの環境によっては、どうしても方位のズレが生じます。夏は太陽高度が高いので、さほど影響は出ませんが、太陽高度が低い冬には、この方位のズレによって、集熱量不足になりやすいといえます。したがって、できれば30°以内のズレを目安にしていただければと思います。

    方位のズレが大きいために集熱量が低下しても、集熱自体ができないわけではありませんので、その敷地条件から利用可能な、できる限りの太陽エネルギーを生かすよう計画を検討することも選択肢の1つです。

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  • 屋根集熱面が汚れると集熱効果は落ちませんか。

    通常の状態では大きな性能低下はしません。基本的にOMソーラーの屋根集熱面の汚れは、空気中のほこりが付着することによっておこります。工場地帯や火山による降灰地帯等で屋根面の汚れの進行が早い地域では、その汚れに応じて清掃をする必要がありますが、それ以外の場合ほとんどは雨や雪による自然浄化作用が働き、クリーニングされています。

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  • OMソーラーにメンテナンスは必要ですか。

    OMソーラーの機能を十分に発揮させるためにも、適切なメンテナンスをすることが大切です。施工された工務店とメンテナンス契約を結び、年に一度の定期点検をお願いすることをお勧めしています。

    点検項目を大まかにあげると、ハンドリングボックスのダンパー、ファン、制御盤の操作・表示確認、ダクトの破損、脱落などの確認があげられます。その他、補助暖房やお湯採りの機能もある場合は、ボイラーや貯湯槽の確認も同時に行います。

    ⇒メンテナンス

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  • OMソーラーの家は工法が限定されますか。

    OMソーラーは工法を問いません。これまでも、在来木造、2×4、鉄筋コンクリート、コンクリートブロック、軽量鉄骨、重量鉄骨など様々な工法で建築されています。プランも、一般的な建築基準法や構造計算上の規定をクリアーすれば全く自由です。いずれもOMの効果を広く使うためオープンなプランが多いようです。

    ⇒住宅写真集

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  • OMが提案しているシステム住宅について教えてください。

    「住まいは“買う”ものではなく、“つくる”もの」。これが、OM共通のコンセプトです。長い“必要”と、長い“好み”と、長い“寿命”に応えると同時に、住まい手自身が住まいを“つくる”ことができる、これまでの日本にはなかった新しい住宅です。

    フォルクスA

    余分なものをできるかぎり削ぎ落とし、必要なものにお金をかける、実質価値の高い家づくり。「シンプルで、品位ある普通の住まい」「暮らしの用に長くこたえてくれる、生き続ける住まい」、そんなあり方を大切にしています

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  • 1階を駐車場にし、2階、3階をOMを効かせることができますか。

    基本的に2階、3階でもいずれの階でもOMソーラーを導入することは可能です。

    OMソーラーは、屋根で集熱した空気を床下に送り込み、床を直接温めると同時に、コンクリートの蓄熱体に熱を蓄えています。通常、木造住宅の場合、 1階の土間コンクリートを蓄熱床として利用しています。2階・3階にOMソーラーを導入する場合は、2階・3階の床下に蓄熱体を設けて、二重床にし、OMソーラーの集熱空気が床下を流れるように計画します。基本は、2階・3階でも、1階の場合と考え方は同じです。

    木造で2階・3階を考える際に、重量のあるコンクリートを設けるのは構造上大変です。蓄熱に有効な材料は、コンクリート、押出セメント板、コンクリートブロックのような重い材料が挙げられますが、比較的軽くて蓄熱の容量が大きい材料として、潜熱蓄熱体(ある温度で、固体から液体に変わる時に熱を蓄え、液体から固体に変わるときに熱を放熱する材料)を、実際に蓄熱体として使用した例もあります。

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  • 現在住んでいる家に、OMを後付けさせることができますか。

    1室または2室くらいを対象にOMソーラーを後付けしたい、というようなケースはあります。また年月の経った家でのOMソーラーのリフォームの実施例もあります。ただし、OMソーラーは、太陽で床暖房を基本に集熱・蓄熱・断熱のバランスで室温などの変動をデザインします。したがって、屋根と床、あるいは家の断熱性を大きくいじる必要があり、大掛かりな工事になることは否めません。ここではいくつかの留意点を列記しておきます。

    • OMソーラーに期待する効能を、床暖房なのか、蓄熱は要るのか、直接温風暖房にするか、換気に重点をおくか、お湯採りをするか等の点について明確にする。
    • 計画時点で、OMソーラーにこだわらず幅広く検討する。例えば、室内を暖かくしたい場合は、断熱改修や断熱サッシも考えられる。
    • 1階の床を温める場合は、結露防止を慎重に考える。地面からの湿気の上がりを押さえるために、きちんと防湿コンクリートを打つ事。または、断熱床全面に防湿フィルムを敷きつめる、もしくは透湿性のない断熱材を用いる。
    • 空気式床暖房を構成する場合は、既存の1階床下空間に空気を流して、防腐・防蟻のための薬剤に空気が接触することがないような注意が必要。

    以上のように大変な点もありますが、これらに留意しながら計画できれば既存の家でOMソーラーが楽しめると思います。そもそもOMソーラーは自由設計です。OMソーラーの事を良く知っているOMソーラーの会員工務店と相談しながら、リフォーム計画をお考えになるとよいと思います。その他OMソーラーに住む際の疑問は、ひまわり会を参考にしてください。

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施設建築について

  • お店や病院など、住宅以外の建物にもOMを採用することができますか。

    OMソーラーは、一般の住宅以外にも、学校や病院、福祉施設や美術館、郵便局などの施設建築にも広く利用されており、すでに、日本全国で600件以上の実績を数えます(2010年1月現在)。

    ⇒施設をつくる

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  • OMの導入が不適な施設用途はありますか?

    不向きな用途というのは基本的にありませんが、特殊な用途の案件についてはご相談ください。これまで、教会、美術館、ペンション、温泉旅館、映画館、などの用途にも実績があります。

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  • OM部分の工事をOM会員工務店以外でも実施できますか?

    はい。たとえばゼネコン担当者が施工講習を受講していただくことで施工を行うことも可能です。しかしながら、OMは空気という目に見えないものを扱うため、経験豊富なOM会員工務店が工事に携わることでスムーズに工事を進めることができると考えられます。OM会員工務店は工事だけではなくメンテナンスについても請け負うことができます。

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  • OMソーラー(株)ではどこまでバックアップをしてくれますか?

    OMソーラーのシステムを導入するためのノウハウやアドバイスはもちろんのこと、環境共生建築の手法をトータル的にアドバイスさせていただいています。

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  • シミュレーションを自分で行うことはできますか?

    OMソーラー(株)にて設計講習を行っておりますので、ご興味のある方はOMソーラー(株)までお問い合わせください。

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  • 部材保証、メンテナンスについて教えてください。

    ハンドリング、制御盤、集熱ガラス、ダクトなどにはOM部材保証制度があります(部材によって保証期間が異なります)。メンテナンスは年1~2回を推奨とし、お近くのOM会員工務店とメンテナンス契約を結んでいただくのが一般的です。

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  • 公的補助金を受けることはできますか?

    状況、時期に応じて可能な場合がございます。詳しくはお問い合わせください。

    ⇒施設関連補助事業制度

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  • 設計者を紹介してもらうことは可能ですか?

    可能です。ご相談ください。

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OMソーラーの組織について

  • OMの名前の由来を教えてください。

    「おもしろ精神のO」と、「もったいない精神のM」で「OM」です。

    OMソーラーの家づくりは、気まぐれな自然が相手なので、時にはむずかしい問題も発生します。そのような時には、おもしろ精神で乗り切るに限ります。また、自然エネルギー利用は、いつの場合ももったいない精神が基本です。

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  • ひまわり会ってなんですか。

    ひまわり会は、 OMソーラーの住まい手や、これから建てようという人たちが一緒になってOMソーラーの家づくりや暮らしについて考え、情報交換しているネットワーク。OMソーラー(株)が運営しています。以下はひまわり会の主な内容です。

    OMテキスト「OMソーラーを勉強する本」
    ひまわり会に入るともらえます。OMソーラーについて、家づくりや暮らしについて、幅広い分野にわたり楽しく学べる本。
    Voice To Voice
    会員同士の情報交換の場。OMソーラーや家づくり、暮らしの様子だけでなく、工務店のことや、メンテナンス、気になる価格の話など、話題も豊富です。
    ドキュメント「現在進行形」
    OMソーラーの家ができるまでや、暮らしの工夫を、ひまわり会員がご自身でリポートしています。
    わが家のエネルギー
    全国のひまわり会会員の皆さんから、電気やガスの毎月の使用量をお寄せいただきご紹介するコーナーです。

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OMソーラーを建てるには

  • お勧めの会員工務店を教えてください。

    家づくりにおいては、家族構成、予算、生活パターン、好み等多くの条件があり、第三者が「ここが一番です」とはなかなか言い難いところです。

    OMソーラー(株)の会員工務店はいずれも多くの講習を受け、OMソーラーの技術をマスターしております。お客さまにはこれらの工務店の中から自分達の家づくりにあった工務店を探していただきます。いくつかの工務店の建物を見て、工務店の人間と話をして、また、できればその工務店のお客さまと話をするなどして判断していただくのが一番だと思います。そのための一番良い機会は、工務店が開催している見学会です。

    ⇒見学会・イベント

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  • ハウスメーカーの家にOMソーラーシステムを取り入れることができますか。

    OMソーラー(株)に加盟している工務店は、いずれも、設計・シミュレーション・施工等の講習会を受け、大変な時間と労力を費やし、OMソーラーの技術をマスターしております。一方ハウスメーカーは、合理化と量産化を追求することを宿命としており、新たに住宅一軒のためだけに、これだけの労力と費用はかけていただけないと思います。

    OMソーラーは、その土地の気候風土に根づく、ご家族のライフスタイルにあった快適な温熱環境で暮せる家づくりを目指していますので、ハウスメーカーの家にOMソーラーを取り入れることは不可能とお考えください。

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  • OMソーラーを導入すると、補助金を受けることができますか。

    OMソーラーは、公募基準によるいくつかの条件がありますが、補助金制度の対象となっています。

    ※補助金事業は年度毎の予算で内容や金額、実施時期等が決定されるケースが多いので、随時、お近くのOM会員工務店にお問い合わせいただくか、補助事業制度のページにてご確認をお願いします。

    ⇒住宅関連補助事業制度

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  • 建物完成までの保証はありますか。

    あります。OMソーラー(株)では、会員工務店の入会に際して厳しい入会審査を実施しており、入会後も各社の経営状態を常にチェックしております。しかし、銀行も倒産する時代であり、会員だから100%大丈夫とは言えないと考えるべきです。

    そのため、不幸にして契約途中の工務店が倒産した場合の対策として、1999年6月にOMソーラー(株)の会員が「OM共済会」を設立し、「完成保証制度」の運営が開始されました。「完成保証制度」とは、そのような「もしも」のときに、金銭問題と引継業者の紹介を保証します。引継業者はOM共済会参加工務店の中から近隣の工務店をご紹介し、さらに、不足した費用については「OM共済会」が請負金額の3分の1、または、1,000万円までのどちらか低い方を限度に保証し、責任を持ってお客さまの家が完成することを保証する制度です。そしてOM共済会は、2009年6月1日に設立した新会社『OM総合保証株式会社』に2009年8月1日より業務を移行いたしました。これはこれまでみなし法人として運営してきたOM共済会を、お客様の高まる保証ニーズに、より良い体制で対応するために法人化したものです。

    ただ、「完成保証制度」を利用するためには、お客さまが会員工務店と「OM総合保証」の「完成保証・指定請負契約書」にて契約していただく必要があります。

    「OM総合保証」、「完成保証制度」についての詳しいご案内は、打ち合わせ中の会員工務店もしくは、OM総合保証株式会社事務局までお問い合わせください。なお、2001年秋からは『完成保証』に加え、『地盤瑕疵(かし)保証』『建物瑕疵保証』もセットにした、建物完成後も長期的に確かな安心を保証する総合的な『OM住宅総合保証』をご提供しています。

    ※会員工務店のすべてがOM総合保証に加盟しているわけではありません。

    ⇒OM総合保証

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その他

  • 設計事務所がOMの建物をつくるにはどうしたらいいですか。

    設計事務所の方が初めてOMソーラーを取り入れた設計をする際には、その仕組みや考え方、最新情報等をお伝えするための指定講習会を受講していただく必要があります。OMソーラーの家を建てるために必要なマニュアル等は講習会でお渡しします。
    詳細や講習会日程については、OMソーラー(株)までお問い合わせください。

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